charlotte_for

所感

お墓参り

凌くんのお墓参りをしてきた。 ここ数年は私が行った時にはお供え物はなかったのに今回はお花とコーラが置いてあった。誰かがまだ来ている気配を感じることができて嬉しい。 凌くんはコーラが好きだったので、亡くなってすぐは私もコーラを持参していた。炭…

触れる人で変わること

小学生の時に新宿区の平和のポスターコンクールで賞をもらったことがある。 私が描いたのは地球の上にいる様々な人種の子どもたちが手を繋いでいる、it's a small worldのような絵。 新宿区には外国人が多く住んでいるので、子どもがそれを平和の象徴として…

2023年の夏

2014年に鳳凰の間を観に行って以来9年振りにsukekiyoを観た。 中学生の時に初めてライブハウスに行ってから高校生の時にはたくさんライブを通うようになって、大人になってからもたまにライブハウスに足を運んでいたけれど、ヴィジュアル系も音楽も嫌になっ…

所感6---06.落ちたことのある空-PHALARIS/DIR EN GREY

空を見上げると眩暈がする。 飛行機の音と朝の匂い。 激しい光は、そこにある一閃の輝きさえを攫って無に帰した。 奪わないで 奪わないでよ 私とあなたは対等ではない。 人間は平等な存在だとしても、社会は平等にはならない。 平等を許さない構造だからだ。…

所感5---05.現、忘我を喰らう-PHALARIS/DIR EN GREY

人を変え、時代を変え、何度も同じ過ちを繰り返す。 輪廻転生があり、誰もがそこから抜け出せず、また、解脱を目指していると仮定する。 '百川、海に朝す' ある一本の川を下っていくと、いつだって同じテンポで痺れる。 まるで落雷 抉るように、脳髄に甘く響…

所感4---04.13-PHALARIS/DIR EN GREY

わずかな砂が煌めきながら降って来る。 誰もいない蟻地獄の巣から抜け出せない。 もがいてもあがいても、乾いた砂を掴んでは掌から零れ落ちていくだけだ。 私の存在ごと砂と共に滑り落ちていく。 頭上の世界はよく晴れ、羽ばたく音と共に影が過ぎ去っていく…

所感3---03. The Perfume of Sins-PHALARIS/DIR EN GREY

聖人の血を分け与えられた人々は 沸騰したその血に全てを灼かれて操られたように狂い出す。 聖人の骨を分け与えられた人々は 手にした力の加減がわからず躊躇うことなく叩きつける。 未満の器において暴れ狂うその血を、骨を、 神は全ての人間に平等に分け与…

所感2---02.朧-PHALARIS/DIR EN GREY

死ぬ時は痛いのだろうか。 痛くて、辛くて、苦しくて、 情けなく感じたりするのだろうか、 その命は 小さな花が咲いて散るその儚さを惜しむ人 芽吹いて咲くことのなかった花を嘆く人 芽吹くことすらなかった花を私は胸に抱いている。 自らのその手で枯らせて…

所感1---01.Schadenfreude-PHALARIS/DIR EN GREY

様々な色をした君よ 君達よ 一人一人紐解けば ひとつひとつ解き明かせば なんて事はない。 一粒のラメのように輝く君の人生なのに なぜ周りに埋もれてしまうのか。 なぜ君は、他者の色に混ざって醜くなってしまうのか。 誰かが作り出した義憤がそんなにも心…